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出産経験のある女性ならば、覚えのある人も多いのではないだろうか。
産後すぐに始まる乳房の痛み、授乳の悩み、発育の心配。
「余り気にするとおっぱいの出が悪くなるよ。大丈夫だから」と、周囲になだめられても不安が拭えなかったあの日を。
中標津町の民間団体が運営する異世代交流センター『る・る・る』で毎月3回開かれている「清水母乳育児相談室」は、そんなお母さん達を心身の両面からサポートしている。
そして、今月登場の小川幾子さんは、平成16年10月の相談室開設に伴って、約9年ぶりに正式復帰した助産師で看護師さん。
「35歳までに3人は産みたい」という望み通り、28歳で結婚後、3人の子宝に恵まれて育児中心の生活をしてきた彼女は、出産を経て仕事を再開した今、こう思う。
「子育て奮闘中のお母さんの精神面の力になってあげられるようになりたい」と。 |
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青森県八戸市出身。国立函館病院附属高等看護学院を経て、札幌市内で看護師生活をスタートした。
3年後の春、道立衛生学院助産師科に再入学したのは、「看護研修で新生児を抱き上げたときの感動が
どうしても忘れられなかったから」。
待望の助産師となり、別海町立母子健康センターへ就職。ここで、恩師であり目標と話す、助産師の大先輩、清水節子さんに出合う。
「マッサージの手技、信頼される人柄、キャリアを積んでなお学ぶ姿勢。全てがお手本です」(小川さん)
清水さんもまた、「ぜひとも後継者になって欲しい人」と、信頼を寄せている。 |
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同相談室には、毎回平均16組の親子が訪れる。午前10時から午後5時まで、間断なく施術と相談が続く。きめ細かく書き込まれたカルテを手に、まずは経過をじっくりと聞き、気になっていることを聞く。つぎに、控え室とカーテンで仕切られたベッドにお母さんを寝せて、マッサージしながら聞く。大きな瞳をクルクル回し、表情豊かに反応する小川さんと若いお母さんの会話は尽きない。
「例えば、母乳の分泌量に始まり、体重の増減、アレルギー症状から人間関係に至るまで、交わす話は様々です。子育て奮闘中のお母さん達の毎日は、重労働で余裕がないだけに、悩みやストレスも溜まりがち。独身時代と違って、その気持ちが共感できるだけに、リラックスさせてあげたいと強く思います」。 |
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昨年春からは、看護師としてホームヘルパーの仕事も始めた。第2子出産後から玄米食に切り換えて、毎日の食事も手を抜かない。仕事のない日も、ほとんどが子供たちの行事で忙殺される。
にもかかわらず、小川さんは趣味の社交ダンスを楽しんでいる。練習できるのは、月に数回。1時間のレッスンのために、往復4時間かけて釧路へ向かう。ときには、3人の子供たちも同伴して。
「パートナーがいないんですよ。どうですか?」同行したカメラマン氏を真剣に勧誘した。無邪気で一途なところがまた魅力的な女性だ。身長165cm、年齢を感じさせないスリムな肢体に整った目鼻立ち。邦画『Shell we dance?』の草刈民代を彷彿とさせるダンサーに変身した彼女も、ぜひ拝見してみたくなった。 |
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*清水母乳育児相談室は、
別海町と中標津町で開設中。
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詳しくは、
TEL&FAX 01537−5−2523(清水) |
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