釧路地方弓道連盟会員 小野田千恵子さん
 12年前、ふと目に留まった「弓道教室」に参加した。
高校時代はバレーボール、結婚後も卓球、テニスと運動を楽しんでいたが、このときの心境は少し違った、と小野田さんは述懐する。「息子が巣立って、心にできた空白感を埋められような気がして、惹かれたんです」
 直径36cmの的に向けて弓を射る(近的)。射位(立つ位置)から的までの距離、28m。僅かなズレが矢の方向を大きく左右する。射法八節と言われる一連の動作の正確性が、的中率を決める鍵となる。昭和60年の落成以来、釧路市鶴ヶ岱武道館を会場に毎年5〜7月、初心者教室が開かれてきた。教室終了後も弓道連盟に席をおき、小野田さんのように続ける愛好者は年々増えている。今年も教室卒業生が3名、11月の審査会で初段に合格した。
 12月21日、小野田さんは、東京で錬士に挑む。写真のタスキ掛けを含む一つ一つの所作も審査の対象となる。滑らかで無駄のない動き、かすかな衣摺れの音だけが耳に残った。



「否応なく集中するでしょ、無心です。精神が洗われる感じでスーッとします」と静かに話した後で「姿勢が良くなったのもプラス効果ね」と、愛嬌を見せた。
[釧路地方弓道連盟主催]平成21年度 初射会
1月11日(日)午前10時より、釧路市鶴ヶ岱武道館2階弓道場にて、
一般見学可能。
平成21年度「初心者弓道教室」は、5月下旬開始予定。
個人指導は随時受付中。
(詳しくは、事務局TEL・0154-46-7693橋本まで)
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