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「子供の頃からずっと縫ってる。病気かな?」と、朗らかな吉増さん。
その腕前はもとより
構図、色使い、発想に舌を巻く。
右の壁掛け
(80×120cm)は、
褪せた大風呂敷を土台布に
我が子と愛犬を描いたパッチワークの旧作。
宮沢賢治の詩は、
一文字ずつ布を切り抜いて縫った。

7月の二人展でデビューする新作は、
ポップな女の子たち。
吉増ワールドは、幅も奥行きも広い。
念願だった古布使いの手作りを始めて9年。
渋い色合わせに赤を効かせるのが、湯谷流。
内布が男物の襦袢という粋な袋も。
初めての大作は、
古民家に桜が舞い散るような
左の壁掛け。
花弁の色が一枚一枚違う。
新作うさぎ人形は、
藍染めの絣地に娘さんの古い朱帯をリメイク。縮緬の風合いを生かすブローチは、
花芯の刺繍がアクセントに。

「吊し飾りを作ってみたい」型紙は、
もう頭の中に出来ている。
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