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| 2012年1月号 vol.76 第59回 |
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今年も節目を迎える地元企業をご紹介します。
2012年(平成24年)に節目を迎えて、ますます元気に。 |
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代表取締役 佐々木昭次さん。
毎日1万歩以上歩き、
工事現場、製材工場や
2×4の組み立て工場などにも
積極的に足を運ぶ。 |
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(株)テラジマ
根室市光洋町2-30(T)0153-23-4111
時代を超えて継がれる創業者の思い。
「商売は消費者のために」
創業者・寺島喜之助氏が根室で建設業を興したのは明治25年。二代目となる清司氏が海運、水産、米穀など幅広く経営し、先代の築いたものを発展させ、町議会議員、商工会議所会頭を勤めるなど根室商業界の誕生に尽力しました。昭和27年には株式会社寺島組へ、昭和30年には寺島木材建設株式会社となりました。
三代目・精一氏はボウリング場も経営、後に食品スーパーを展開しし、広い駐車場を完備という現在なら当たり前のスタイルをいち早く取り入れました。その場所が現在のイオン根室店で、昭和57年に創立したグループ会社の寺島興業が管理しています。精一氏も商工会議所会頭となり親子二代で根室の商業をけん引してきました。
四代目となる隆司氏も商工会議所の副会頭を勤めるなど根室の経済発展に貢献。平成8年には株式会社テラジマと社名変更し、一層の経営強化を進めている中、平成22年に急逝。氏の功績、ふるさとへの愛情は根室市の至るところで感じることができます。
五代目となったのは、昭和47年に入社し、経理畑一筋に歩んできた佐々木昭次さん。経営の効率化を図るべく、経理のオリジナルソフトを開発、また「ISOを取得したのは市内の建築業では当社が初めて」と語るように、ソフト面の充実を図っています。そして「若い人材が才能、個性を発揮できる企業、それが地域のためになります」と。根室の地で120年。地域の経済、人々の暮らしを支えてきた企業、その姿には根室を愛し、発展させようと幾多の苦労を乗り越え、時代という荒波を乗り越えてきた力強さを感じます。
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暖簾がかかると、
早々にお客様が入ります。 |
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昭和を思い出す
アイスボックスと脱衣かご。
懐かしい風貌の体重計は
現在もしっかり動いています。 |
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白山湯〜はくさんゆ
釧路市川上町7-1(T)0154-22-2310
営/12:30〜22:30・月曜休
入浴料/大人 420円・中人 140円・小人 70円
年内は12月31日まで、新年は1月4日から営業
心も裸の付き合いができるコミュニケーションの場
「こんにちは」と午後の早い時間からお客様が途切れなく訪れる『白山湯』。創業は大正元年、100年の歴史ある銭湯です。一番湯から番台に座るのは、小山貴子さん。「昭和46年頃には市内に44もあった銭湯が、今は18軒。ちょっと寂しいですが、お客さんとのふれあいが楽しくてがんばっています」と笑顔になります。
『白山湯』の由来は、富山県出身の創業者の故郷への愛情と経営者としての志の高さからでしょうか。「北陸に名山あれど、白山に勝る山なし」とその思いが浴場に記されています。北陸地方では最も高い山の一つで、残雪が美しく、遠くからも一目でわかる白い山、それが白山です。
歴史を物語るものが、今も使われています。体重計は今も大きな針が表示を続けています。脱衣かごも使い込まれた籐の柔らかさが手に優しく感じます。懐かしいアイスボックスも、古き良き時代を思わせてくれるます。「心も裸でつきあえる、笑顔になれる場所でありたい。お客さんの温かい心の交流がここにはあるんですよ」と話す小山さんは平成16年、先代(義母)が亡くなって番台五代目に。
「戸惑いもありましたが、とにかく100年までは続けようと決めて進んできました。お客様に支えられ、助けられての100年です」。
湯船で交わされる会話、脱衣所で交わされる笑顔。一世紀前も、きっと同じ風景があったのでしょう。二代、三代とおつきあいのあるお客さんも、帰省の度に寄ってくれる方も、白山湯の百年を祝っていることでしょう。
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「川湯、道東には一年を通じて楽しみ、
感動があります」と言う根津さん。
観光を通じて過疎、高齢化の
川湯地区を元気にしていきたいと
熱っぽく語ります。 |
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| 現在の建物。 |
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御園ホテル
弟子屈町川湯温泉3-1-20(T)015-483-2511
お客様と感動を共有
地域の魅力を最大限に生かした観光提案を
創業から80年、川湯温泉では一番古くから営業している「御園ホテル」。皇室に木材を献上する御用林が川湯付近にあった事から「御園」の名称となり、現在も源泉かけ流しの宿として知られています。
「川湯の泉質はPH1.98という強い酸性で、湯治のお客様も昔から多くおいでです。源泉を3本所有していますので、豊富な湯量で新鮮なかけ流しの湯を存分に楽しんでいただけるのが特徴です」と話すのは、四代目となる取締役支配人の根津政彦さん。道東のちょうど真ん中、釧路、知床、阿寒と観光資源に恵まれた中にある川湯地区をもっと活性化させたいと言います。
「それには、お客様を迎える私たちが、日々感じている川湯の自然、食べ物、人の魅力を素直に表現すること、そしてお客様と一緒に旅の感動を共有できる喜びを伝えることも大切。ここでしか味わえない旅があることを積極的に伝えたい」と力を込める根津さん。高速道路などインフラ整備により地域間での競争が強まることを懸念していますが、今だからこそ、川湯の素晴らしさを再発見、アピールするチャンスだと言います。
「お客様の心の奥底にある感動の扉を開けられるように。また来たい、次は違う季節に訪れたい…その言葉をたくさん聞けることが喜びです」
一年を通して、楽しめる川湯、感動できる川湯を目指しての取り組みが行われています。
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池田ハル子さん
時代とともに仏具も変わってきます。
「仏事、神事のことなど、
気軽に相談してもらえる存在でありたい」
と柔和な笑顔。 |
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カネジュー池田仏具店
釧路市北大通11丁目2-4T 0154-25-3233
営/9:00〜18:30(日・祝日は18:00まで)年中無休
事務所/釧路町桂1-5-1 (T) 0154-37-7612
営/9:00〜18:30(新年は1月3日より営業)
釧路初の仏具店
老舗の暖簾を共に守ってくれた人々に感謝
池田仏具店が釧路初の仏具店として産声をあげたのは、初代・池田俊雄さんが店を構えた大川町。その後北大通6丁目、黒金町と移転、堅実に実績、信用を積み重ねてきました。昭和48年に俊雄さんが亡くなり、長男の義憲さんが二代目となりました。
義憲さんと結婚したのが現社長のハル子さん。「夫は本当に仕事熱心で、神具、仏具の生き字引みたいな人。亡くなる1年前に北大通店の裏に駐車場の土地も取得でき、まだこれからという時でした」とハル子さん。しかし義憲さんは平成10年に他界、ハル子さんが三代目として会社の舵取り役に。仕事でも家庭でも道標のようなご主人を亡くした上に、北大通の店舗が平成5年の釧路沖地震で「仏壇を展示していて見た事のなかったお店の壁を初めて見ました」というほどの大きな被害を受けました。それでも地元の経済人、全国各地のお客様から「頑張って続けて欲しい」と励まされ「商売は自分が大変だからといって辞められるものではないと実感しました。多くの方に支えられ、自分を奮い立たせることができました」と振り返ります。現在は長男の吉総さんと共に先代から次いだ商売を、その精神を大切にしています。「人の絆が問われる時代、私たちの商売には人、心をつないでいく使命があるのだと思います」と話します。老舗の存在は、私たちにとっても大きな心の支えであると感じます。
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| 創業当時の店舗。 |
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二階は模型ファン、マニアには
たまらない空間。
創作・創造のスペースです。 |
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ミヤケ模型
釧路市北大通13丁目1(T)0154‐22‐2269
営/10:00〜20:00(日・祝日は19:00まで)・木曜休
12月31日(土)は深夜22:00〜翌2:00迄年越し営業
1月2日から営業
モノ作りの楽しさを専門店から発信したい
店内に入ると天井まで並べられたプラモデルの箱に模型ファンならずとも「何か楽しそうな空間」と心を動かされるミヤケ模型。創業は昭和27年、60年の歴史があります。道東では数少ない本格的模型店。会長の三宅敏正さんは、「ラジコンや飛行機が好きで、そういうお客さんが来ると、つい話が弾むね」と笑います。そして二代目となるのはインターネットでの販売も担当している三宅一明社長。「鉄道模型は人気が高く。全道・全国からも問い合わせがあります」と言います。
駅前、南大通など、幾度かの移転の後、現在の場所に移ったのは7年前。二階には、制作・塗装などに使えるレンタルルームや、鉄道模型や古いプラモデル雑誌なども置かれた、模型作りのための技術と知恵の場となっています。
「うちにしかないモノ、場所を提供していきたい。専門店だからできるアドバイス、情報提供からでもモノ作りの楽しさを感じてもらいたいですね。その入り口をどう開いてあげられるか、私たちの力が試されているのかも知れません」と三宅社長。「業界的には決して楽ではありません」と言う中、小さな子どもから80代まで、幅広い年代の模型ファンが訪れるのは、会長の経験と社長の感覚が、模型ファンのニーズをしっかりとらえ、ていねいに細かく応えているからでしょう。
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