過去のえぷろん特集(2007年9月号 vol.24〜4月号 vol.19)
2007年 9月号 vol.24〈年間シリーズ総力特集 第5回〉「キャベツ」&「花咲ガニ」
2007年 8月号 vol.23〈年間シリーズ総力特集 第4回〉「昆布&昆布加工品」
2007年 7月号 vol.22〈年間シリーズ総力特集 第3回〉「ホッカイエビ」&「フキ」
2007年 6月号 vol.21〈年間シリーズ総力特集 第2回〉「ツブ」&「カブ」
2007年 5月号 vol.20〈年間シリーズ総力特集 第1回〉「アサリ」&「山菜」
2007年 4月号 vol.19〈年間シリーズ総力特集 予告釧路・根室〈2市10町1村〉の旬材地産代追跡
2007年9月号 vol.24〈年間シリーズ総力特集〉
釧路・根室〈2市10町1村〉の旬材地産代追跡!
第5回のテーマは「キャベツ」&「花咲ガニ」
教えてくれた人
坂本農園 坂本淳さん
 国道240号線沿い、阿寒町の道の駅周辺は野菜畑が目立ちます。その中に親子2世帯で畑作農業を営む坂本さんのキャベツ畑もありました。
 種蒔きは3月。ビニールハウスで苗まで育てて、4月に畑へ移します。
 イエスクリーンとくしろサラダ倶楽部に加盟する坂本さん。味と安全、どちらも外せないこだわりです。
「管理も大変だし、手間もかかるけどおいしい野菜を食べてもらいたく て」と話します。
 阿寒町は、温暖の差が激しいので、それに耐えられる品種が選ばれます。坂本農園ではこの3種類。
イエス!クリーン農産物とは?
農薬や化学肥料使用を削減する「クリーン農業技術」を導入して、土づくりに努め、化学合成農薬使用も減らした北海農産物。北海道独自の食の安全ガイドラインです。

 今年は、根室市内4漁協(根室・歯舞・根室湾中部・落石)合計21隻のカニかご船が操業中。落石漁協からは6隻が出漁し、落石・浜松・昆布盛の3港に水揚げされています。落石だけは、5月中旬から6月下旬に春漁もあるんですよ。
 巻きあげ機(通称ドラム)で船上へ。かご数は1隻300と定められています。
「かごを揚げても空振りの時もあるんだ。高波でカニが移動しちゃうしさぁ。沈めたかごを帰る前にもう一度揚げてみて調節するんだよ」
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2007年8月号 vol.23〈年間シリーズ総力特集〉
釧路・根室〈2市10町1村〉の旬材地産代追跡!
第4回のテーマは「昆布&昆布加工品」
 散布地区では藻散布、火散布、丸山散布、渡散布の4箇所で計138隻(321名)が昆布漁を行っています。
 サオマエは、棹前。本格的な7月のナガコンブ漁の解禁を「棹入れ」と言うのに合わせて付いた呼び名です。間引きを兼ねて採るものですから、いわばナガコンブの子ども版。佃煮や塩昆布に加工される親に比べて、薄くて軟らかいので刺身やサラダなどの生食や結び昆布、漬物といった家庭料理に幅広く使えます。
 4代目の藻散布漁師、村田準逸さんに漁模様を尋ねると、「長くていい昆布が採れたよ」の声。
 村田さん一家の昆布干しを見学させてもらいました。
 幅15cmの昆布を両脇に抱え、両腕を交互に振り上げながら後進します。
 最後に、散布漁協で聞いた耳の痛い話をひとつ。
 釧路・根室で採れる昆布は質も量も日本有数ですが、その消費量は日本一の北陸(年間一人当り1500g)の10分の1以下というのが現実。灯台もと暗し?健康と減量に役立つ昆布、皆さんはどの位食べていますか。
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2007年7月号 vol.22〈年間シリーズ総力特集〉
釧路・根室〈2市10町1村〉の旬材地産代追跡!
第3回のテーマは「ホッカイエビ」と「フキ」です
生で出荷できないため、活きた味はご当地限定。漁協直売店「海紋」、食事処「白帆」、野付ネイチャーセンター食堂「トドワラ」などで漁期間だけ食べられます。
ホッカイエビの棲み家、野付湾のアマモ群落は日本一の広さ。アマモはキレイな海ほどよく育つ。
日本最後の打瀬船を守る野付湾の北海シマエビ漁。〈北海道遺産〉
餌を使うカゴ漁に比べ、餌を使わない打瀬船漁はエビ本来の旨みが濃い。
案内してくれた人
打瀬船漁29年の
ベテラン
山田 榮治郎さん
 水深1〜3mに漂うアマモ(海藻)に住むホッカイエビの体は緑褐色。3本の白い縞模様が通称、北海シマエビの由来です。
 夏漁と10月中から11月中までの秋漁で年間約57tに上る漁獲量は、アマモ場を傷つけない伝統の打瀬船漁法で守ります。海風を3本の白帆で操るエコロジーな船の姿は、涼を呼ぶ風物詩。「風が強いと船が持たないし、弱いと進まない。難しいもんだよ」と、野付湾で29年間エビ漁を続ける山田さん。楽しげに説明する目尻に海が刻まれています。
野付漁協直売店「海紋」

【営業】午前9時〜午後5時
(〜12月下旬まで無休)
別海町尾岱沼港町179
T0153‐86‐2061
●店内にセルフサービスのお試しコーナーあり。

案内してくれた人
佐藤 清平さん
「知人に採りたてを食べさせたくてねぇ」と、畑の横に大きな茹で釜も設置。サービスに余念がない。
「ここだよ〜」と佐藤さんが隠れてしまうくらい育ったフキ。 比べるとよくわかる、さとうの蕗の長さ。

 音別町の特産品として、あまりにも有名なフキ。中でも去年から注目を集めているのが、佐藤さんが育てる2mを超す真っ青なオオブキです。
「20年前、材木置場で一株だけ突然に生えたんだよねぇ」。
 以前は、木材会社の社長さん。
「食べてみたらおいしくて、株を増やそうと思ったんだよねぇ」。趣味のつもりが、今では約0.8haもの立派な畑になりました。
 やわらかくてシャキシャキして、おいしいさとうの蕗は、無農薬栽培され、旬の6〜7月10日までしか販売しないというこだわりの逸品。
「おいしい物を食べてもらいたいから」フキ同様に真っ直ぐな心意気です。
茹で上がりがとってもきれい。アクが無いのは皮を剥く時に気づく。
佐藤さんオススメ『フキの三杯酢』(4人分)
【材 料】


【作り方】
フキ(20cm位5本)
酢(50cc)・砂糖(小2)・醤油(小1.5)

白ゴマ(少々)茹でたフキを薄く斜め切りに。材料を混ぜ合わせて出来上がり。フキに酢の酸味があっさりしていてGood!
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2007年6月号 vol.21〈年間シリーズ総力特集〉
釧路・根室〈2市10町1村〉の旬材地産代追跡!
第2回のテーマは「ツブ」と「カブ」です
白糠漁業協同組合 事業部長
山本 修さん
 右の写真は、白糠沖で獲れた全長約20cm、600gはある真ツブです。1個で刺身2人前はある大きさ。このツブの年齢は10歳。殻に刻まれた年輪状の筋の数で見分けるんですよ。
釧路市、釧路町昆布森、厚岸町、浜中町散布、そして白糠町と釧路管内各地でツブ漁は行われています。取材した白糠町の漁期は通常4月〜8月。8隻の専用船が、昨年は320t(約1億3千万円)のツブを水揚げしました。真ツブ、灯台ツブの他にも磯ツブ、シマツブなど獲れるツブは10種類以上もあります。
 まさしく今が、地場産ツブの旬。殻付きのまま、冷蔵室で1週間は保存できます。
餌に釣られてツブが中に入ります。
直径約80cm。[ツブ漁のカゴ]
 ツブ漁の仕掛けは、専用の網カゴ。白糠沖の海底にはイワシなどの餌をのせた直径約80cmのカゴが数千個も沈んでいます。日曜祝日を除く毎日、深夜から早朝に出航。8隻が一日で揚げる量は、平均して灯台ツブ4tと真ツブ1t程。
 ただし、8cm以下、200g未満の物はその場で再び海中へ。船に選別機を搭載して、資源保護を図っています。とはいえ、漁は天候次第。GW明けは強風に阻まれて3日間も足止めをくいました。
 白糠漁協では、セリが開かれる市場の中に直売所を設けています。しかも、セリの前に、水揚げされたばかりの魚介類が買えるんです。セリは午前11時。船が着く午前10時頃が狙い目。今頃は、ツブ、ホッキ、ニシン、カレイ、時シラズにキングサーモンも並びます。時化ると休むので漁協へ事前確認を。

白糠漁協直売所
白糠町岬1‐2‐42 TEL01547‐2‐2221(午前8時〜)
【営業】午前10時頃〜(漁船の帰港により若干変わります)日祝休

守屋農場
守屋 友良さん
イエス!クリーン農産物とは?
農薬や化学肥料使用を削減する「クリーン農業技術」を導入して、土づくりに努め、化学合成農薬使用も減らした北海農産物。
北海道独自の食の安全ガイドラインです。
 「この辺でカブが作られてるって、あんまり知られてないんだよなぁ」と、守屋さん。(すみません。えぷろんスタッフも知りませんでした。)
 2月からハウス栽培で種まきが始まり、約90日で直径6〜7cm位にカブの実が育ちます。
 8棟のハウスで約1万6千束を収穫。6月まで同じ作業が5〜6回繰り返されます。
 4〜5月に釧路管内のスーパーで見かけるカブは、主に釧路町産まれ。
 「福小町」「ゆきだるま」など名前もあります。守屋農場で作られるのは「福小町」。自然な甘みと瑞々しさが、「好みでねぇ(笑)」と守屋さん。
「ちょっと暖かいなぁ」とハウス内に風を入れるなど、すべてが手作業。
 朝4時から収穫開始。一つ一つ丁寧に水洗いして、気が遠くなる程の数も手際よく出荷されます。
 きれいに並べて「行ってらっしゃ〜い」

守屋さんの野菜が買える「別保コミュニティマーケット野菜コーナー」新鮮野菜が100円から。営業開始は6月中旬より。
守屋農場の朝もぎ野菜こちらで買えます
 「別保コミュニティマーケット野菜コーナー」(釧路町)で守屋さんの野菜が買えます。カブ、ホウレン草、キュウリ、レタスなどが売り切れ御免の人気ぶり。
 おすすめは、甘〜いトマト。
別保コミュニティマーケット野菜コーナー
釧路町字別保原野南24線78番6
【営業】午前9時(6〜8月午前8時)無くなり次第終了(月曜定休)
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写真手前より時計回りに、フキ佃煮、行者ニンニクめんみ漬け、フキの粕漬け、本ワサビの葉のめんみ漬け、山ウドのたまり醤油漬け
2007年5月号 vol.20〈年間シリーズ総力特集〉
釧路・根室〈2市10町1村〉の旬材地産代追跡!
第1回のテーマは「アサリ」と「山菜」です

鶴居村で行者ニンニクと山ウドを育てる佐藤さんに教わりました
山菜の上手な採り方・美味しい食べ方


フキ味噌は、先の丸い雌のフキノトウで作る
(右=雄、左=雌)
教えてくれた人/佐藤 弘さん(鶴居村)
山菜博士と言える佐藤さんの心配は、クマ。
「山菜はクマの主食。特に行者ニンニクのある場所はクマのテリトリーが多い。飲料の空き缶を置かない、香水など揮発性の物を身につけない」などの注意を呼びかける。
写真奧より、ワラビと豚肉の煮つけ、山ウドの皮のきんぴら、手前右のフキ味噌は雌で作るのがミソ。
■採る
「根を傷つけたらその山菜は終わり。欲張らずに土から少し下を水平にカットしてください」

行者ニンニクは葉:紫:白を1:1:1で採る。

■食べる
 興味深かったのは、フキノトウで作るフキ味噌。「必ず雌で作る」と聞いて驚いた。先の丸いのが雌、尖った雄は苦くて味噌には向かない。
山菜・鹿肉直売店『Owl(アウル)』
【営業】午前9時30分〜午後5時
(山菜時期は無休。但し、農場の仕事で不在になる場合もあります)
鶴居村茂雪裡 TEL0154‐64‐2064

弟子屈町川湯仁伏温泉
TEL015‐483‐2294
[1泊2食付お一人様8550円(通年)]
地元の山菜料理が年中食べられる宿
国民宿舎 湖畔の宿にぶしの里
 「にぶしの里」は、地元の山菜料理を一年中提供する宿として評判が高い。大沼良司専務と料理を担当する美智子夫人は毎年連れだって山菜採りに精を出し、手間暇かけて一年分を蓄える。他にも地元産紅丸イモ団子、道東の海の幸、清水町産そばなど全11品が並ぶ夕食膳は予約すると日帰り昼食可能。2名様〜一人2500円。温泉入浴料400円。
■行者ニンニク
カツオが効いてしっかりした味わいの行者ニンニク醤油漬け。
■ウドの酢の物
甘酢とウドの癖がよく合う。食感シャッキリ。
■コゴミの煮つけ
程良い甘み。コンニャクと油揚げも地元豆腐店製。

アサリ島のひとつ、弁天島には女神、弁財天が奉納された神社が浮かぶ。海の幸と漁の安全を守る神として昔より町民に親しまれてきた。
厚岸のアサリ
 川を通じて流れ込む森の栄養。海につながる湖口より、満ちては引きを繰り返す潮の滋味。森と海、2つの恵みが混じり合う厚岸湖で育つアサリ貝が美味しい秘密は、豊かな湖水にあった。
 アサリ島のひとつ、弁天島に向かった。厚岸のアサリ漁師は島の一部を各自が管理してそれぞれ漁を行っている。干潮を見ては、一斉に漁が始まる。
 アサリに多く含まれる鉄、ビタミンB12は貧血予防、タウリンは肝機能強化と動脈硬化予防に役立つ。
手前から6年以上物、4〜5年物、3年物。採るのは手前だけ。
エーウロコ厚岸漁協直売店
【営業】9時〜17時・火曜定休(5〜12月は無休)厚岸町字港町50番地5(厚岸大橋手前右)
TEL0153‐52‐0117

尾岱沼のアサリ
 澪筋(みおすじ)。オホーツクと野付湾を勢いよく往復する幾本もの潮街道、澪筋が湾内の漁場を豊かにする。
 冬場は休漁、真夏の産卵期後も漁場ごとに調査してから漁を再開するなど、「初めに資源ありき」の理念で丁寧に管理、保護されてスクスク育つ尾岱沼の天然アサリは、旨みが濃くて味わい深い。お求めは漁協直売店「海紋」、中標津農協あるる、コープさっぽろ中標津店で。

野付漁協直売店『海紋』
【営業】午前9時〜午後5時(4月28日〜12下旬まで無休)
別海町尾岱沼港町179 TEL0153‐86‐2061

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