惜しくも最終便です。
 十勝から屋久島へ。国内留学中の小野寺さん親子が届けてくれる便りは、道東で暮らす私たちに新鮮な驚きを運びます。今回は、南国らしい果実のお話。残念ながら、これがシリーズ最終回。もしかすると、秋に新天地から続編開始か!?編集室は密かに期待しています。

vol.5「寺本さんの自然に還す果物づくり」

 屋久島の夏土産の定番、マンゴー。宮崎程じゃありませんが…少々値の張る果物です。でも、その育て方を知れば皆さんもきっと納得するはず。顔の見える(安心安全)農産物作りに努める寺本農園で見てきました。マンゴー栽培はまず発酵肥料から。自然に還していける農業が寺本さんの信条です。次に温度は30℃キープ。大敵の貝殻虫は一匹づつ指で潰すんですよ。
 さて、左の写真が何か分かるかな?もう一つの旬果、パッションフルーツの花です。時計草と呼ばれている訳が一目瞭然でしょ?パッションの名は十字架に由来しているそうです。
寺本農園の詳細はURL→http://www5.synapse.ne.jp/terra_orange/

奉納舞の後、炎の剣となって燃え上がる矢倉。
vol.4「ユニークな正月行事」

 十勝から屋久島へ国内留学中の小野寺真弓さん億斗君親子が、ユニークな正月行事の風景を送ってくれました。それは、悪魔退散と家内安全を祈願する豪快な「鬼火焚き」(1月7日)。

竹柱にバチバチ(樫)をくくり、鬼絵を飾って港に矢倉を立てる。男衆総出で3時間の大仕事。 今年は、85年ぶりに伝統の「ごちょう踊り」が復活。
 同じ日、神社では7歳の子どものための「七草祝い」も行われ、この子達の手で午後5時、鬼火は点火されるのです。
 夕暮れからのお愉しみは「祝い申そう」。新年を祝って集落を唄い歩くと神酒、ご祝儀、おやつが振る舞われます。
 この日ばかりは長く賑やかな夜です。

*樫の小枝をしめ縄状にまとめて鬼火に投げ入れ、少し焼けたら引き出して持ち帰る。厄除けの玄関飾り。

vol.3「屋久島的 夏の遊びかた」

 この夏のある一日、私たちはこんな風に過ごしました。
 朝4時半起床。おにぎりを握って車で出発。目指すは奇岩、天柱石の麓。
 6時半登山開始。太忠岳の頂上で世にも珍しい形の天柱石にご対面!神々しいね。

 下山して地元人しか知らない『天然飛び込み台のある川』でひと泳ぎ、涼んで読書タイム。まだ15時。タイドプール(潮だまり)でお魚と戯れる。
 夕日の美しい永田浜で、季節外れなカメ君に遭遇。8月に会えるなんて奇蹟。幸運。

 はぐれた子亀が海に入るのを見届け、帰宅。夕食後、本日の締めくくりに温泉へ。しかも満天の星空見物つき。向かったのは、海中温泉。天の川がクッキリ浮かぶ夜空の下で、天を仰ぎつつ温泉に浸る。あ〜極楽!「あっ、流れ星」この夜は3回も見つけて大はしゃぎ。終わりよければ…お星様、サンキュ。
 大自然がコンパクトにある屋久島ならではの最高の遊びに感謝します。

vol.2「3月に山の幸」

屋久島から春の便りを送ります。屋久島では2月末から山の幸が芽吹き始めました。
 3月6日。ジョギングがてら両手いっぱいのウラジロゼンマイ、ツワブキ、ワラビを収穫。島の友人にアク抜きを教わり、料理してみました。写真はゼンマイの卵とじ、美味しいですよ。ワラビは北海道の母の味で作りました。
 果物はタンカンが旬。カリフォルニアオレンジみたいな甘味の濃い蜜柑です。時計草(パッションフルーツ)も友人宅では春の旬到来。北海道でも同じですが、食べ物が豊かに手に入る屋久島の自然に感謝しながらの生活です。

小野寺真弓(42歳)
億斗(12歳)
vol.1「肌で感じた屋久島を通信します。」

 十勝から屋久島に移り住んで半年経過。一人息子は2年目です。「他人(ひと)の子も我が子も同じ永田の子」このキャッチフレーズに惹かれて『かめんこ留学』に送りました。手つかずの自然と昔ながらの人つながりを通して子供は学んでいくのですね。その変化を目の当たりにして私も住んでみようと思ったんです。
 屋久島…ここはパワーが宿る島。私の住んでいる集落には神様がいます。それが写真のモッチョム岳。ちゃんとお顔があるでしょう?雨の日は涙を流すんですよ。神様の顔、分かりますか?

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